◆大豆もやし
大豆を水に浸して暗所で発芽させたものです。5~10㎝ほどに伸びたら頭に豆をつけたまま収穫します。根も切って出荷するので別名、根きりもやしとも呼ばれます。太くて長く、ほかのもやしに比べてタンパク質に富み、アミノ酸によるうまみの強い品種で、韓国料理のナムルやビビンバの具には欠かせないものです。シャキシャキとして歯触りが良く、豆の部分に火が通りにくいので豆の煮えた甘い香りがするまで加熱して用います。
◆緑豆(りょくとう)もやし
グリーンマッペとも呼ばれる大豆に似た緑豆を発芽させて作るもやしです。茎が長くて太く白色が特徴です。甘味があっておいしい品種で、豆の状態ではあまり含まれていないビタミンCが発芽のときに生成されます。
◆ブラックマッペ
けつるあずき(ブラックマッペ)を発芽させて作るもやしで、黒い種皮をかぶっています。原料の豆はほとんどが東南アジアや中国からの輸入品で、栽培しやすい品種です。以前は緑豆もやしや大豆もやしが多く流通していましたが、現在では安価なブラックマッペが主流になっています。通常、もやしといわれるのはこの品種です。
◆アルファルファ
日本名を「紫うまごやし」という、牧草の種子を発芽させたもやしです。
タンパク質、無機質、ビタミン類に富み、コレステロールを下げる効果があります。
やや青臭みがあります。シャリッとした歯触りを生かし、さっと洗ってサラダに使われることがおおいです。
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